ペコさんくれろ

育犬日記@黒柴ペコ

愛してるから、もっと知りたい

犬と暮らしている人には、きっと、
「犬にまつわる思い出」が色々あるのかなぁ。と思います。


朝、鼻を温めていたよ。
決して、鼻かんでるわけじゃないよ ( ̄▽ ̄)
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私も、中学生の頃、犬を飼っていました。
ペコ爺の親戚から、仔犬が産まれたから一匹もらって欲しい。と言われ、
すぐやる課のペコ爺(笑)後先考えず、さっそく車で親戚の家へ。

親戚の家には、数匹の仔犬がいて、ペコ爺と私は、
その中で、一番気が弱そうな白い仔が気に入り、連れて帰りました。
雑種の仔で、大人になった時には、柴犬よりも一回りくらい大きかった。

白い仔犬は、私が当時読んだ、
少女マンガの主人公の名前から、「ちゃむ」と名付けました。
すっかり忘れていたのですが、ググってみたら、見つかりました♪
「ちゃむとたいせつなともだち」
もちろん、犬と少女の話です。
りぼんに掲載されたんですねぇ。懐かしい♪



私は毎晩、外に出て、
犬小屋に入っているちゃむのそばのコンクリートに寝そべって、
「ねんね〜♪」と言いながら、頭を撫でるのが日課でした。
ねんね〜♪で頭を撫でていると、すやすや寝始めるんですねぇ。
そーっと手を離すと、チラっと目が開くので、また「ねんね〜♪」
手を離しても、目が開かなくなるまで、撫でていました。


当時、犬の事を学ぶ。なんていう発想すらなかったと思います。
けれども、ちゃむの気持ちよさそうな寝顔を見るのが心地よくて、
自然にそうしていたんだろうなぁ。
これ、今で言うなら、リラックストレーニング♪だったのかな^^


ちゃむができた事と言ったら、「おすわり」「おて」くらい。
散歩も嬉しくて、ガーーーーっと引っ張って走って、走って(笑)
それでも、犬がつけあがる。とか、犬になめられる。なんてこと、
これっぽっちも考えることはなかった。



昔は良かった。なんて言うつもりはないけど、
もっと自然に犬と向き合っていたように思います。
ちゃむと過ごした幸せな時間が、また犬と暮らしたい。
という今の私の想いに繋がったんだろうなぁ。


今、「犬」を飼うのが、難しいと言われるのは、どうしてなんだろうね。

昔と違って、「繁殖」の問題もあるのかなぁ。
それによる、遺伝的なものとか。

それから、巷にあふれる間違った情報の数々。
人と人とのつながりや、ご近所付き合いの難しさ。
色んなものが絡み合って、難しくさせちゃっているのかなぁ。


犬が好きで、犬の温もりや、匂いが、私にとっては、懐かしい記憶。
ペコの温もりを感じ、ちょっと酸っぱい(笑)頭や、香ばしい肉球の匂いを嗅ぐと、なんとなく、キュン♡とせつなくなるのよ。


私の根っこには、そんなふうな純粋に、
「犬という生き物を愛する」があるのだ。

だから、ペコを「お利口さんな犬」にしたい。
というわけでも、「私の言う事を聞く」犬にしたいから学ぶのでもなくて、
愛する犬という生き物の事を、もっと知りたい。
そんな単純なことなのかもしれないなぁ。
なぁんて、夕焼けの空を見ながら思ったのでありました。