ペコさんくれろ

育犬日記@黒柴ペコ

それぞれの環世界

この連休の間に、1人で名古屋の実家に行ってきました。

旅のお供はムツさん♪
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何度読んでも、新しい発見があるこの本。
私のバイブルです♪

テレビでムツさんが「犬と仲良く付き合うには、目線を同じにしてやることが大切ですね」と言っているのを聞いた人が、近所のおっかない犬と目の高さを同じにして接近したら、すぐさま甘えてくれました。と、ちょっと違う解釈をしたのに苦笑した。とあります。

確かにそれも、効果はある。けれど、ムツさんの言ってるのは、
「精神のレベルを同じにする」という意味だった。とあります。


この精神のレベルを同じにする。が、
私が最近感じていたことや、気になっている事。
と、ぴったりリンクしていて、嬉しくなりました。


河川敷で私も犬になって、いっしょに爆走♪
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実は、この頃のペコさん。
散歩中に、以前よりも座り込むことが頻繁だったり、
さらには、散歩自体を拒否することがありました。


座り込んでるので、ペコから見た景色をパノラマで撮ってみた♪
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ペコの様子を観察していて、最近気づいたこと。なのですが、
このペコの座り込み。
好きで座り込んでる時と、座らざるをえない時があるみたいなのです。

後者はたぶん発作の症状が出てるんジャマイカ?な気がしてきました。

てんかんの発作は、
バタンと倒れるだけじゃなくて、脳の一部がショートして、
意識はあるけど、ぼーっとしちゃう。とか、身体の自由がきかない。とか。
ペコのも、そんな感じかも。だから、座らざるをえない。

なぜなら、しばらく待ってると、
まるで霧が晴れたみたいにハッとして、自分でスタスタ歩き出すのです。


そんなペコを見ていて、
あるとき、私も、ハっとしました。


ペコが見ている景色や、感じていること。
本当に私はしっかり理解できていたんだろうか?と。


ぼくだって、いろいろかんじているんだぞ。
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今、こちらの本をもう一度読んでいます。
分厚いので、まだ半分くらい。ですが ( ̄▽ ̄;)

犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること犬から見た世界―その目で耳で鼻で感じていること
(2012/03)
アレクサンドラ ホロウィッツ

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この本、前に読んだ時は、「咬み」や「興奮」について注目していたので、
今回、前と違う視点で読み進めると、またまた新しい発見がいっぱいです。
だから、2度目なのに、初めまして。みたいな感じ ( ̄▽ ̄;)

これって、
いかに私が、まっさらな心で読んでいないか。って事だよね ( ̄▽ ̄;)


こちらの本では、「環世界」という言葉で表現されていますが、
すべての動物は、彼らだけの環世界を持っていて、
それは、彼らだけの主観的現実である。とあります。


・・・詳しいことは、本を読んで下さい ( ̄▽ ̄;)


先の本の中で、ムツさんの言う「精神のレベル」を同じにする。も、
同じような事を表現しているんですよー!


お嬢ちゃんとシンクロ♪
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でもって、話は飛びますが・・・え? ( ̄▽ ̄;)


実家へ行くのはGW以来2か月ぶりです。
あ、前回は、ペコを連れて行きました♪

その時の様子↓
セラピー活動


今回は、私ひとり。です。


で、今回の実家行きでは、私にとって衝撃的な事実が判明しました。


今まで、直接会って話したり、電話で話したりしている時、
色んな事を忘れている母でしたが、
母は「私」が娘であること。は、わかっている。と思っていました。
思っていた。というより、期待していた。かな?


それが、今回、はっきり、きっぱりと、
私の存在を全否定してくれました ( ̄▽ ̄;)



どうやら、母は、自身が娘の頃。に落ち着いてるようなのです。
だから、結婚もしてないし、子供もいない。


私の存在がいつか忘れられることは、覚悟していたけれど、
それでも、正直、若干さみしいものはあります。


でもね、
「今」の母の方が、以前の認知症になりかけ。の攻撃的だったり、
葛藤していた頃の母よりも、楽しそうだし、顔色も良いんですよねぇ。


今回はひとりだったので、一泊してきたのですが、
隣で寝ている母が、夜中に起き出して、電気をつけて、
おもむろに布団の上に正座して、
カバンの中身を出したり入れたり、
出したり入れたり…の無限ループ ( ̄▽ ̄;)


母の言うこと、すること、色んなことが、
「異常」に見えてしまうけれど、母にとっては、
すべて正解。なんだろうなぁ。


私が認識できる、知っている、経験したことがある。
ことから察するのではなく、
母の「環世界」そして、ペコの「環世界」を感じたいなぁ。って、
そんな思いがフツフツと湧き上がっています。



きのうは、おにいちゃんのおたんじょうび。
おにわで、ばーべきゅーしました。
ぼくは、どうやったら「にく」がもらえるかかんがえて、
じぶんで、ふせてみました。
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そうそう!
実家の母。ですが、私の存在は忘れているのに、
ペコのことは覚えていました。

ペコの写真を見せたら、この子はこの前来たねぇ。
ここでウロウロしてた。ペコちゃんだね。って!
しっかり名前も言えた!

こういう事が、不思議なんですよねぇ。


これが、犬や動物が持つ、不思議なチカラ。



母が母らしく、ペコがペコらしく、
そして、私が私らしく、
よりよく生きていく方法を、もっともっと学びたい。



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そんなわけで・・・

これ、ポチっちゃったよ( ̄▽ ̄;)


読んだら、またレビューしたい。と思います♪