伝わらないもどかしさは、いかばかりか。
今日は寒い散歩でした。
みぞれまじりだった雨が、だんだん吹雪いてきて、
ペコと私は、無言で黙々と歩きました。
こうして元気でいられること、犬の神様に毎日感謝しています。
さて。
Facebookのお友達。
たてつづけ2頭の犬さんに、「てんかん様の発作」が現れました。
発作って突然起きるし、動揺してしまうけれど、
飼い主さんは、冷静にこれからの事を考えておられ、
とても立派だと思います。
こういう時、確かに慌てるけれども、
その後、落ち着いて考えられる自分になることができるのは、
やっぱり犬、命について、また自分自身が感情をコントロールできるよう、
凛とした飼い主であるように、学んできたおかげだ!と、強く感じています。
みんな、がんばれー!!
ペコがパピーの頃からずっと学んできたスクールの、先日の記事です。
扱いにくさを病気のせいばかりにするわけじゃないけど・・・。
もれなくペコも扱いにくい犬だったよ。自分で言うのもなんだけど。
ペコのように発作のような大きな症状として表に現れていないだけで、
潜在的に何かしらあって、刺激に敏感な個体って案外多くて、
そこからくる興奮の持続とか、攻撃性とか、パニックとか、
そういうものとして表に出てしまう。
でもそれを、人からは、問題行動としか見てもらえず、
罰を使う指導により、嫌悪刺激を受けたために、
悪化してしまった犬さんも、案外多いのかもしれないね。って、
今回のことで、改めて思いました。
だからこそ、罰を使わなくて良かった。犬を悪者にしなくて良かった。
病気があってもなくても、それは同じことで。
今まさに元気いっぱいだったとしても、これから何が起きるかわからない。
その時、犬にとって、自分はどういう人なのか。
犬が信頼を寄せて、身体を預けてくれる人なのか。
身体の痛みで咄嗟に出てしまった噛みを、受け止められる人なのか。
心配しすぎるのはよくないけれど、今までなかった問題が起きた時、
犬がわがままになった。とか、言うことを聞かなくなった、じゃなく、
一番はじめに、どこか具合でも悪いのかな?って、
そういう視点を持っていることは、大事だよね。って思います。
人だって、子供だって、具合が悪い時や、イライラしてる時、
横からあれこれ指示されたら、文句のひとつも言いたくなるよ。
でも、犬は申し開きができなくて、
伝わらないもどかしさは、いかばかりか。
その分、それが伝わった時は、喜びも大きいんだろう。
信頼関係って、そういうことの積み重ねかもしれないね。