ペコさんくれろ

育犬日記@黒柴ペコ

原点

ペコ地方、相変わらずの大雪です^^;
夕方のお散歩は吹雪の中、ロングリードで歩きました。
凍ってツルツルになった道路は、
飼い主にとっては、あまりにも危険です。

車も人もほどんど通らないので、
ペコさんだけは、元気にあちこち走りまわっていました。
一方、母は自分が転ばないように歩くので精一杯。

けれども母がヨロヨロしているので、
ペコはこちらを気遣っているように、
リードが張ったらちゃんと振り返ってくれました。

もっと遠くへ行きたいよ!
交差点で行きたい方をアピールしますが、
「こんな吹雪で遭難するよ!(さすがに遭難しないケドね)あっちへ行こう♪」と声をかけると、
「しかたないなぁ」と言いたげに、ついてきてくれました。

だってお母さん、もういい歳だからね(笑)
少しはいたわってあげないとね。

↓で「叱らないこと」を書いた後、ずっと考えていました。

人と犬とは種が違う。当然の事だけど・・・。

病院や、お散歩で出会ったワンコさんたち。
オスワリできないと、リードでショックを入れらたり、
吠えを止めるために、マズルをぐっとつかまれている仔を見かけます。
しかも、大人のマネをして、子供までもがやっている。
それは、ショックな光景です。未来ある子供にそんな事を教えてはイケナイ!

で、思うのですが・・・。


もしそれが、犬ではなく人の子だったら。
幼子相手に、そんな事をするでしょうか?

じっとしていられなかったり、ちょろちょろ動き回る子供を、
しかり飛ばして、張り倒したり、無理矢理グイグイ引っ張ったり。
何かが怖くて泣いていたり、お腹がすいて泣く赤ん坊。
その口を押さえて泣くのを抑え込むのでしょうか。


どうしたの?
なんで泣いているのかな?
あ、こっちに面白いものがあるよ♪
おやつでも食べようか♪
抱っこしてあげようか?


そうやって、なぐさめたり、
気をそらせたり、紛らわせたり、
はげましたり、抱きしめたり。

擬人化はいけないのかもだけど・・・。
子供だって、親の愛情をいっぱいうけて、
そうして外の世界や、自分に自信をつけていくんじゃないかなぁ。
それでも怖かったり、悲しかったら、
いつでも受け止めてくれる人がいる。その安心感。
愛情が満タンになって、また頑張れる。

犬は違うのかな?違わない。

私は
「なぜそんな事をするのかな?」
「どうしたらしないで済むのかな?」
「なぜ吠えるのかな?」
「吠えなくてもいいようにするには、どうすればいいのかな?」

ただその行動を抑え込んでやめさせるのではなくて、
行動の意味を知り、変えていく事を選びたい。
しかもそれは罰や叱りがなく、犬にわかりやすい方法で。
そして、その根っこにあるのは、いつも愛!!
うへ〜!カッコつけすぎだ^^;


ムツゴロウさんが以前ブログで書いておられました。
(出典元が明記されていれば、引用しても良いとありましたので)

#44 知識と愛の力のおりあいとは?

一部引用

自分の犬。

心を空にして、キミが好きなんだよ、愛してるよ、
そう言うのが原点です。

子供のような心。
子供は、自分の親をみにくいなどと思いません。
あるがままを受入れる。
それこそ、豊かな愛です。

私は、自分の犬たちをコンクールに出したことなどありません。
いてくれるだけで世界一。そう思っています。

私が寝ていると、鼻の穴の中に犬歯を
突っこむ奴がいました。
鼻はいつも傷だらけ。
叱ったこともありません。
やめさせようとも思いません。
コンチクショウと強く抱きしめるだけ。
倖せが、きらきら光ります。

あるがまま。

愛は、そこから出発します。


うーん!
ぐっとくるねーーっ!!