ムツゴロウさん講演会(福井県若狭町)
今日は早起きして、ムツゴロウさんの講演会に行ってまいりました!!
忘れないうちに書いておこうと思います^^;
講演会があると知ったその日から、ペコ父が張り切っておりまして、
長男と次男にも招集をかけたところ、
なんと「行ってもいいよ♪」と珍しい返事(笑)
そんなわけで、ペコさんにはお留守番をお願いし、家族全員で出かけました。
ムツゴロウ動物王国のブログ↓
ムツさん講演のお知らせ◆2/17宮崎 2/23福井
若狭町の教育委員会主催の「若狭町人権意識高揚大会」
小中学生や、一般の方が作った、
人権をテーマにした「標語」や「作文」の表彰式が行われ、
その後、ムツゴロウさんの講演がありました。
ごめんなさい。
人権意識大会だったとは、当日知りまして^^;
なんと意識の低いことでしょう(滝汗)
「人権」がテーマだったことから、
それに伴ったお話しが主で、動物に関するお話は、
ほんのわずかではございましたが、あっという間の1時間半。
写真の撮影は禁止だったのが残念ですが、
ペコ一家、最前列のほとんど中央あたりに座れまして、
ムツさんの優しい表情と、静かな「胸声」に、癒されまくりました。
「人権」については、黒人、白人、有色・・・など、
ムツさんが各地に旅して感じた、差別的なお話。
話があちこちに飛び、その中で、所々に動物が出てきました。
噛み犬で誰も近寄れない、セントバーナード。
知り合いの獣医さんから、
「ムツさんならなんとかできるか?」と依頼があり、
「会って見なくちゃわからない!」というわけで、
ムツさんのところに来たセントバーナード。
ここから、ムツさん口調で(笑)
いやぁ、とってもいい犬でした。
頑丈な檻に入れられていましてね。
後ろで女房が「無理しないでよ」と言うんですが、
「俺はいつも無理なんてしてしないだろ?」
「いや、してますよ!」って(会場笑い)
檻を開けて中に入りました。
そしたら、ガツンっ!と肩に噛みついてきましてね。
「いやぁ〜!嬉しかったなぁ〜!」(会場笑い)
噛むというのは、コミュニケーションなんですよ。
伝える手段のひとつなんですね。
犬にとっては、挨拶であり、儀式なんです。
そんな時に「こらっ!」と叱ったり、
手で払いのけたりせず、
「おい、おまえ、どうしたんだ〜♪」って。
するとね、もう甘えてきますよ。
オオカミだってそうです。同じです。
噛んだ。
何をした。という結果よりも、
なんでそうなったか、や、
別のところへの作用に注目するんですね。
脳にはセンターというものがありましてね。
猫の脳にセンサーを刺して、
身体のあちこち刺激すると、色々な行動をします。
そうやって、行動と脳の関係を調べました。
行動は、「前頭葉」が制御しています。
人間だって、喧嘩した後、さみしくなりますね。
「前頭葉」は保障器官なんです。
そこがちゃんとはたらくことに注目するべきです。
だからね、この前あった「体罰」あれは、いけません。
16発も連続して殴った。
ろくでもない心です。
じゃぁ、ムツゴロウさん、どうすればいいんですか?って聞かれますよ。
「オキシトシン」というホルモンがあります。
触れ合う事で分泌されるホルモンです。
だからね、学校でも「やぁ!おはよう!」って握手。
これだけで、やさしい気持ちになれるはずなんです。
ほらね、恋人同士だって、手をつなぐでしょ。
と言いながら、ムツさん、自分の両手を絡ませながら、前に出てきました。
最前列に陣取るペコ家、特に長男に向かって、
「あなた、手をつないで一緒に歩いてみましょうか?」
さすがに檀上には上がりませんでしたが、
後で長男、ドキドキしたーーっ!って言ってました^^
手をつないで歩いてるとね、
足はシンクロしてきますね。
心も通ってきます。
そういう「ふれあい」それが大切なことなんです。
ムツさん時計と、ご自分のメモを見て、
「もう時間だというのに、まだ十分の一しか話せてない!」と(会場笑い)
動物の事をあまり話せなかった。とおっしゃって、
最後に「発情期」の「パンダ」「コアラ」「熊」の鳴きマネをご披露下さいました。
特に「熊」が素晴らしかった。
会場全体が、せつない気持ちでいっぱいになりました(笑)
噛む。
噛んだという結果よりも、
なんでそうなったか。
別のところに作用してくる。を注目すべき。
なかなかムツさんのようにはいきませんが、
噛んだ、噛んだ、と騒ぐのではなく、
ペコは何を伝えたいのか、そこに想いやれる私でいたいと思いました。
帰宅した家族を嬉しそうに出迎えるペコさんは、
お耳がペタンコで、ヨーダになっておりました(笑)
ペコちゃん、お留守番ありがとうね!