ペコさんくれろ

育犬日記@黒柴ペコ

トレーナーに依存するのではなく・・・

季節性のカイカイ関連で、
犬だけじゃなく、人のアトピーの本も読んでいます。

本日は、読んだ本についての【覚書】です。

先日読んだのがコチラ。

これで最後の…アトピー卒業ブック―アトピーに「さようなら!」これで最後の…アトピー卒業ブック―アトピーに「さようなら!」
(2011/11/01)
岸本 和裕

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これを書いた岸本 和裕医師は、福島の病院の皮膚科に勤務していらっしゃいます。

あちこち転々とした患者さんが、最後に藁をもすがる思いでこの先生のもとへ訪れているようです。
この本は、アトピーと向き合う子供へ向けて書かれた本です。

アトピーに関しての本なのですが、
「何かに迷っている時」の、心の持ち方など、教えられる事が沢山ありました。
それはそれは、温かい言葉で、誠実な先生のお人柄がにじみ出ています。


例えば。
アトピーで悩んでいる君へ。という章では・・・

お父さん、お母さん、病院の先生、看護婦さん、そして、知り合いの人からも色々な事を言われて、頭がこんがらがっていない?
アトピーに良いといわれることを、いくつも試してみたり、ちょっとがんばりすぎて疲れてはいないかな?

今まで君は「大変」な想いをしてきたんだから、これから君は「大きく変われる」はずだ。
「大変」という言葉には、そういう意味が含まれていると思う。



名医って?の章では・・・。

「大学の教授」とか「大病院の部長」「医学博士」なんて、立派な肩書を持つ先生の診察を受ける時には、「この先生は本当に患者さんのことを考えて診療をしているのか?」「人間味のある信用できる先生なのか?」をよく見極めないといけない。


良い先生を見分ける方法ってるの?の章では・・・。

良くない先生の特徴をあげてくれています(笑)

?自分についてこいタイプの先生
 意識的にやっている先生もいるし、そのつもりはないけど、結果的にそうなっている先生もいる。
 どちらにしても君を自立させようとするのではなく、先生に依存させてしまうのが問題になると先生は思う。

?診察するときに触ってくれない先生
もし君を診察する先生が、君をチラっと横目で見ただけでパソコンの画面ばかりを見ていて、そのまま薬を出そうとするようなら、そんな先生はアウトだ!
 とても信用なんてできない。
 でも実際にいるんだ、こういう患者さんの皮膚を触ろうともしない先生が・・・。
 
?極端なことを言う先生
 「あれもダメ」「これもダメ」と、制限がやたら多く、それをちょとでも守れなかったら、「だからひどくなったんだ!」と言って、全部君のせいにするような先生。いなかった?

?専門用語が多くて、何を言っているのかよくわからない先生
 お医者さんになるためには大学の医学部を卒業しないといけない。
 ここでは「医学」のことしか教えてくれない。
 「道徳」や「人の気持ち」を学ぶ授業はないし、「人にわかりやすく伝える方法を学ぶ授業なんてない。

?「絶対、掻いちゃダメ。掻くからひどくなったんだ!」という先生
そんなわかりきったことを、今さら言われたくないよね。我慢できないから治してもらおうと思ってきたんだ。

?怖くて質問しにくい先生。良くならないことを相談すると、逆切れする先生
 とにかく一方通行はダメ。両面通行じゃないとね。話のキャッチボールができないと治療もうまくいかないし、通院するのがすごく負担に感じてしまう。



アトピーに関してのあれこれだけど、
なんだか、「犬のしつけ」に似ているんだよなぁ。

「名医」や、「良くない先生」の箇所を、
「良くない犬のトレーナー」に置き換えてみたりして・・・・。^^;


「犬のしつけ」に、Q&Aを求めがちな私たち。

これがまさに、「トレーナーに依存している状態」ではないでしょうか?

我が子と向き合うのは自分。
正しい知識を学び、自分の仔に合った方法を試行錯誤していく中で、絆を深め、折り合いをつけていくものジャマイカ?


なぁ〜んて・・・。

何を読んでも、何を見ても、全部ワンコと結び付けてしまう私がいます(笑)





本文とは全く関係ない写真です(笑)
みつをメーカーで、アズアズさんが作ってくれました^^