今、大切なことを教わっています
ペコ父ガーデンのバラ様たち。
今年の春も美しく咲いてくれています♪
日々色々なことがありますが、
この香りの中にいると、気持ちが落ち着いてきます。
ペコ父に感謝せねば。
さて・・・。
遡ること、GW。
ペコ爺と、ペコ婆が来福しました♪
ガウガウペコさん。どうなることやら?と心配しましたが、
ガウガウは、ほんの初めだけで、
後はなんてことなく、穏やかにいられました♪
ペコさん。
家族全員が留守にする夜のお留守番も頑張りました。
旅館での夕食が終わると、私はひとりで30分かけて家に戻り、
寝る前の夜しっこをすまると、ペコを残し旅館に戻り、
翌朝の早朝、旅館の朝食前にひとりで家に戻り、
朝の散歩を済ませ、ご飯をあげて、旅館に戻る。
ちょっとハードでしたが、ペットホテルに預けるよりも、
ペコにとってはいいんじゃないか?という判断をした次第です。
ペコは私の行動から、すべてを感じとっているかのように見えました。
夜、旅館に戻るために、戸締りをし、部屋の電気を消して、
ちょっと待っていてね。おやすみ♪と声をかけると、
しずかにソファに移動して、寝る体勢に入りました。
その姿に胸がキュンとしてしまった私。
たったひと晩のことで、大げさかもしれないけど、
私とペコにとっては、とても大きな経験で、
これが後に繋がるとは、その時は感じていなかったのですが・・・。
なににつながったのか?って!?
それは、またこんど。なんだってー。
おかーさん、もったいぶってるな!
さて、旅館に泊まった翌日は、近場へお出かけしました♪
ペコもお留守番じゃなく、連れて行きましたよ♪
いつもは閑散としている観光地なのに、
さすがにGW、大勢の人がいてびっくり!
ところがペコさん、吠えることもなく、お利口さんでありました♪
なんでここに座らされるのかわかりません!なペコ(笑)
感情の起伏が激しいペコ婆を、
長男が優しくサポートしてくれていて、
ちょっと泣けた(´;ω;`)
ワンコOKのお蕎麦屋さんにも行きましたよ♪
次男とツーショット♪
やっぱり和風な感じが似合う柴犬 ( ̄▽ ̄)
数か月ぶりに会ったペコ婆は、私が想像をしていた以上に、
認知症の症状がかなり進んでいるように感じました。
旅館での色々。は、割愛しますが・・・ ( ̄▽ ̄;)え?
そんな風に、色々な事を忘れているペコ婆でしたが、
ペコの事だけは覚えていた不思議。
「この仔は家に来たことがあるよね?」
「ガウーーーっ!と吠えるから怖いんだよ」
以前読んだ本に、この不思議について書かれていたこと、
また思い出したよ。
<以下引用>
触れ合っている生きものの「現実」が、
自らの現実性が希薄になり、過去のある時代が現実になってしまっている人たちを、
再び今の現実の関係性の中につなぎとめる。
名医ジャスティン 奇跡を起こすセラピードッグ (介護ライブラリー)
- 作者: 生長豊健
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ペコの現実と、ペコ婆の現実が、繋がったんだね。
ぼく、いいしごとしてます♪ペコ
そんなわけで、
症状がすすんでいるペコ婆と、介護をしているペコ爺。
二人の今後の暮らしがより良いものになるように、
この週末、名古屋の実家に帰ってケアマネージャーさんと面談してきました♪
ケアマネ―ジャーさんとは、今後もFAXでやりとりしていく予定です。
ほんの少しだけど、前に進むことができて、私も気持ちが楽になりました。
ペコ婆は、私のことを娘だとわからなくて。
でも、なんだかよく知ってる人。と思っているようで、
夕方になると
「家に帰りたい。〇〇ちゃん、私の家、どこか知ってる?」と聞きました。
そうか。帰りたくなるんだね。
自分の居場所は別にある。
ここは、私の家じゃない。
帰りたい。
あなたは誰?
ここはどこ?
私は何者?
それって、どんなに不安な気持ちだろう。
ペコ婆の色々な行動。
周囲の人には理解できない行動や発言が沢山あります。
介護しているペコ爺の事を大変ねぇ。と、
皆が口を揃えてねぎらいの言葉を下さいます。
確かにそう。
けど・・・。
まるでお荷物になってしまったようなペコ婆ですが、
ペコ爺が癌で手術した時、献身的に支えていたのはペコ婆。
私や、兄が学生の頃、お金が沢山かかった頃には、
パートを掛け持ちして、家計を助けていたのはペコ婆。
そういう事って、今更ジローに気づくこと。なんだよね。
私には理解できない、ペコ婆の色んな行動。
どうしたら止められるか?どうしたら変えられるか?
ついそんなことを考えてしまった私ですが、
帰りの電車の中で、思いました。
ペコ婆の何か。がそうさせているんだろうけれど、
それを変えようとしなくてもいいんジャマイカ?
何がそうさせているのか、を、無理に知ろうとしなくても、
全部ひっくるめて丸ごとが今のペコ婆なんだからね。
不安な気持ちが落ち着けるのなら、
ペコ婆が自分で編み出した、その行動をすればいい。
私はいつもそれに笑顔で応え、そして見守りたい。
この歳になって、大切なこと。
年老いた親と、身近な家族、そして犬から教わっています。