噛みについて、今考えること (ジャンパー事件)
福井散トレが無事に終わり、抜け殻になっております ( ̄▽ ̄)
散トレの翌日、風が強く吹き、その音が怖かったのか、
テーブルの下に避難するペコさん♪
本当に怖そうな表情です。
この後、一緒にお昼寝しよ♪で、安心したのか、
ふたりで爆睡いたしました(笑)
実は、この1週間、色々なことがありまして・・・。
書こうか、書くまいか、しばし悩みましたが、
これも、ペコと私の成長の記録。ということで、
覚書として、残しておこうと思います。
そんなわけで、長文の予感・・・ ( ̄▽ ̄;)
まず月曜日。
夕んぽに出かけようと家を出て、すぐ横の道でのこと。
傘を差してこちらに歩いてくるご近所のおじさん。
チビッコ以外には、たいていガウることもないので、
私の気持ちが緩んで、リードも緩んで・・・。
ペコがいきなりガウガウ!とおじさんの腕あたりに飛びかかってしまいました。
おじさんのジャンパーに歯が当たり、ジャンパーが引っ張られる感じになりました。
幸いなことに、ジャンパーだけ。だったのですが・・・。
その場はおじさんに平謝りして、おじさんもそのまま歩き去って行ったので、
また後でキチンと謝りに行こう!と心に決め、とにかくお散歩へと向かいました。
私の頭の中は、先ほどの光景が繰り返し、繰り返しリピートされて、
気持ちはすっかり落ち込んで・・・。
そんな気持ちを表すかのように、冷たいアラレが降ってきて、
ますます気持ちが落ち込んでいきました。
一方ペコは、対照的に、何事もなかったように、元気!元気!です^^;
親の心、仔知らず・・・ってこういうことを言うのか?(T_T)
いや、ペコは悪くないんだものね。
家に帰ると、ペコを玄関の中に入れ、すぐにお詫びに行きました。
おじさんは、
「なんやー!わざわざこんでもいいのにー!なんともない♪なんともない♪」
と、言ってくれて、おじさんの明るさに救われました。
フェイスブックでは、その様子を書き込みしていまして、
チャーリー組さんから、たくさん励ましのお言葉を頂き、
よし!気持ちを切り替えて、ふんどしを締めなおして、
また頑張ろう!と心に誓いました。
ただね・・・。
怪我がなかったのが幸いだった・・・というだけで、
この件に関しては、また別の想いもよぎったりします。
ペコはパピーの頃から、「噛み、噛み、ペコ」でしたが、
チャーリーママさんと出会い、その取り組みを続けてきて、
今では、ほとんどその噛みはなくなりました。
今あるのは、
興奮して、自分でわけがわからなくて、そこから出てきてしまう転位噛み。
これは、ガウガウしているぺコの動きを止めようとした時に、反射的に出る。ものです。
それから、他人からふいに手を目の前や、頭の上に伸ばされて、防御のための噛み。でした。
(噛みと書きましたが、空噛みや、歯が当たった。のような感じです。)
興奮しての転位噛みについては、今色々考えながら取り組み中です。
遊びながら、唸っている時。興奮している時に、
あえて身体を触って刺激を与え、転位的に噛みが出る状況をわざと作ります。
興奮状態の時に、触られても平気になるように・・・。
ガウガウした時の高い興奮時とは、比べ物にならない興奮状態ではありますが、
以前は歯を当ててくることがありましたが、
最近、ペコも少しずつ慣れてきているように思います。
そして、興奮した脳の深い部分に届くように、
感情をなだめる、古典的条件付け。
ペコのように、転位的な行動が出てしまう仔にとっては、
もっとも大切なことだと思います。
怒りや恐怖に蓋をすることなく行動を変えるために(私は社会化のドッグトレーナー)
いや、そうじゃないよ^^;
また、他人からふいに手を伸ばされた時の噛み。については、
事前に私がそれを相手に伝え回避するなり、
インターセプトで、噛ませない状況にする。ということも必要です。
・・・今のところ、噛みの取り組みは、そんな感じで考えていたので、
何もしていない、ただ歩いてくるおじさんに向かって、
ガウ!で噛みが出たことは、
私にとっては、かなりショックな出来事でした。
ううん。ペコは、なんにも悪くないんだよ。
落ち込んでるだけじゃ、前にすすめない。
何が原因か、そして、今後どうしていくか・・・。
犬のように、気持ちを素速く切り替えて、次を考えるしかないんです。
今回の事で、思いつくままに書いてみます。
まず、一番大きいのが、私の気持ちが緩んでいたこと。
仕事とか、受験とか、今夜のおかずとか・・・
お散歩のときは、考え事しちゃいけません。
それから、ペコがテリトリーや、家族への愛着の気持ちを強く持つようになったこと。
これは、最近特に感じることなんですが、
ペコの中に、家族を守りたい。という意識が強くなっています。
福井の散トレで・・・。
前から走ってくるジョガーが、通路の脇で写真を撮っているペコ父に気がつき、
ペコと私の前で立ち止まりました。
ペコ父がジョガーに「どうぞ!お通り下さい♪」と声をかけていると、
ペコは、さーーーっとペコ父の方へ寄って行ったんです。
私とペコ父は??だったのですが、真利子先生、
「今、ペコ君、ペコ父さんを守ろうとしたのね♪」と。
私とのお散歩の時、今までガウらなかった大人への警戒心も
出てきているように感じます。
家族への愛着はいい事なのですが、ペコが守るべきものではない。
私は守ってもらわなくちゃいけない立場じゃない。
守ってくれて、ありがとう。でも、お母さんには必要ない。
それを伝えたい。
それから・・・リードも緩めでした。
家の近くでテリトリーの意識が高い。
それを頭に置いておかなくちゃいけません。
ペコのガウに至るまでの、シグナルが見えていなかった。
咄嗟のことに思えますが、時間はあったハズ。
シグナルってひとことで言いますが、
これ、ぼーっと見ていて見えるものじゃないんだよなぁ。
精進あるのみ!!
などなど・・・。
そんな風に考えをめぐらしていた時、あろうことか、
また事件が起きたのでした・・・。
・・・続きます^^;